炭酸ガスレーザーの特徴に関して
炭酸ガスレーザーは切除しない・出血が殆どない・治療時間が短いといった様々なメリットがある治療機器であり、皮膚に関する問題を解決する上で最適な内容であると言えるのです。
傷跡を残さない為には経験豊富な医師が的確に照射を行う必要がありますから、担当者は常に研究を行い最善の流れで処理を始めるのが基本となるのです。
炭酸ガスレーザーは炭酸ガスを発振物質とする効率の良い光線となっており、水分が豊富に含まれている組織を加熱させた上で蒸散させることが可能ですし、炭化していけるので気になる部分を全て除去させていけます。
特殊な波長をもつレーザー光となっていますから色に関係なく吸収することも可能ですし、熱エネルギーを発生させて一瞬のうちに組織を気化及び蒸散させるので、ほくろなどを除去出来るのも魅力的です。
基本的な治療の流れについて
ニキビを治療する為に炭酸ガスレーザーを照射する際にはまず化膿している部分に光線を照射させて小さい穴を開けておき、中に詰まったコメドを少しずつ溶解させるのが基本的な流れとなります。
内部に詰まっている膿を全て取り出せる為、炎症の根本的な原因となっている物質を除去出来ますから、数日後には綺麗な状態にしていけるのです。
ほくろを治療する際には対象部位に麻酔を行い痛みを和らげられる状態に整えた後で除去部位に光線を照射し、組織内の水分を膨張させます。
膨張したほくろの細胞は内圧によって蒸散することになり、少しずつ組織全体が無くなってくるので綺麗な状態になります。
治療を終えた後は瘡蓋が出来ますがこちらは長くとも1週間程度で剥がれ落ちることになっている為、しばらくの間は触れずにそっとさせておく必要があるのです。
アフターケアとして日焼け防止効果があるケアを行うことになりますが、治療中は可能な限り外出した上で紫外線を浴びない工夫をする必要があるので注意して下さい。