シミではない 女性特有の悩み”肝斑”について
女性の体は、男性よりも痛みに耐えられるから強いのだ、とか子供を産み育てるために強くできているとは言いますが、実際にはかなり繊細に作られています。
例えば女性が女性として生きていくためにも重要な働きをしている”女性ホルモン”。
女性にも女性ホルモンと男性ホルモンの両方が存在していて、そのバランスが取れた状態が理想的な状態・健康な状態なのですが、例えば妊娠や出産といったタイミングというのは、女性のホルモンバランスがいやが追うなく大きく崩れ変化するタイミングなのです。
そんな女性ならではの理由で発生してしまう肝斑には、内服治療が主に行われてきていました。
ですが短期間では効果が出ることはなく、2年以上も治療を続けるというこも多く、さすがに「これは本当に効くのだろうか・・」と不安に思いながらもここまで続けてきたのに今更やめられない、と考えて続けてこられた方もいるでしょう。
ですが今は時代が違います。
肝斑を1カ月で目に見えて薄くすることができる、医療的な治療方法が開発されたのですから。
そもそも肝斑とはどうやって治療するべきなのか
肝斑は、ホルモンバランスの変化により起こった炎症が慢性化することで色素沈着を起こしてしまっているもの、なのだそうです。
そこで開発されたのが「レーザートーニング」という技術で、肝斑にもシミにも存在しているメラニン色素をだんだんと破壊し、薄くしていくという治療になります。
ただし注意が必要なのは、早く消したいからと高出力での施術を希望するのはやめたほうが良いです。
中には施術した部分だけ色素が薄くなりすぎて、白斑になってしまうことになることもあるからです。
弱い出力でちょっとずつ、メラニン色素を破壊していくことで、肝斑を下手に刺激することなく、だんだんと薄くしていく、これが理想的な治療なのだそうです。
また、治療中には通常時よりも紫外線による刺激を受けやすい状態になっているのだそうですから、しっかりと紫外線対策をしておかないとかえってシミを増やしてしまう原因になるので注意しましょう。